歴史民俗資料室探訪「開拓を助けた機械たち」
今回は歴史民俗資料室探訪と題しまして、資料室の数々の資料の中から一つのテーマに焦点を当ててご紹介してみたいと思います。
今回のテーマは「開拓を助けた機械たち」です。
当時の開拓生活の中で非常に役に立った機械たちを紹介します!
まずはロケ!
開拓初期に荒れ地を切り開くのに一役買った力持ち。
残念ながら実物の展示はありませんが写真はしっかりと残っています。
キャタピラのついた物々しい雰囲気の車両ですね。
それもそのはず、この車両の正式名称は「九八式六屯牽引車」と言います。
旧陸軍で使用されていた牽引車で当時の最新技術が使われ、戦後には多くが民間に払い下げられ復興の為に役立てられました。
ロケという名前は六トン、牽引車の頭文字をつないだもので一般に使用されていた略称だそうですよ!
お次はクボタ製のトラクターです。
こちらは戦後の食糧増産の為に当時の農林省(現農林水産省)から貸与された物で、開墾作業や農作業に力を発揮したようです。
開墾作業に使われただけあってこちらもキャタピラ仕様なんですね!
さてさて、最後は鹿放ケ丘各地区で導入されたハンドトラクター達をご紹介します!
こちらも様々な用途で使われていました。
落花生の脱穀機の動力や・・・
散水作業等々。
こちらは実物も展示されております!
こちらはドイツ、ホルダー社製、水冷エンジンのとても大きな物です。
こちらはシバウラ製です。少し小さめですね。
こちらは富士重工製です。こちらも大きい!
如何でしたでしょうか。「開拓を助けた機械たち」と題しまして当時使われていた機械を振り返ってみました。
ふれあいセンター歴史民俗資料室にはまだまだ当時の世相や開拓の苦労などを知ることの出来る沢山の資料があります。
ふれあいセンターにお越しの際には、ぜひ歴史民俗資料室をご覧になって下さい。
2015年 04月 23日 木曜日 6:26 pm