福寿大学 第5回
11月9日(水)、第5回福寿大学が行われました。今回は、館外学習ということで、秋の鎌倉に行ってまいりました。
当日は晴天に恵まれ、参加者の皆さんは2台のバスで一路鎌倉へと向かいました。
最初の見学地は「建長寺」です。わが国最初の禅寺として1253年に建立されました。境内に入ると、山門と仏殿を結ぶ参道両脇に「ビャクシンの古木」とよばれている鎌倉市の天然記念物があります。一番大きなものは幹周6・5m、樹高は13mです。樹齢は約750年だそうです。次に見えてくるのは、「唐門(からもん)」です。唐門は、1628年に徳川秀忠の夫人「お江(ごう)」の霊屋(みたまや=現建長寺仏殿)の門として東京の増上寺に建立の後、1647年に仏殿とともに建長寺に移築されました。その他にも、方丈庭園、三門、座禅会等、禅の世界にふれることができます。
昼食は、和食のお食事処で「たこめし御膳」をいただきました。
次に、有名な大仏「鎌倉大仏殿高徳院」に行きました。大仏像の高さ11.39m(台座を含めると13.35m)、重量約121トン、正式名称は「銅造阿弥陀如来坐像」。現在の大仏は、2代目で、15世紀の大津波で崩壊して露座になったそうです。
最後に、「鶴岡八幡宮」を見学しました。ここは1063年、源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。現在の御本殿は、1828年、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、国の重要文化財に指定されています 。
参加者のみなさんと歴史に触れ、美味しいものを食べて親睦も深まり、楽しい一日になりました。帰路は渋滞もなく予定より早く帰ってくることができました。また来年のみなさんの参加をお待ちしています。
2016年 11月 09日 水曜日 4:23 pm