■ 活動記録 ■

令和６年６月２１日（金）、第２回目の長寿大学を開催しました。

出席者は６６名（男性　２１名、女性４５名）でした。

本日の講座は、「東京オリンピック体操競技で優勝した橋本大輝選手をジュニア期に指導した先生の話～廃校から世界へそして東京へ～」、講師は、NPO法人佐原ジュニア体操クラブ理事長　山岸　信行　先生です。

講師の山岸先生は、四街道市出身で現在も市内にお住まいです。地元の小中学校を卒業後、県内の県立高校、その後東海大学に進まれました。この間、先生ご自身体操を続けてきました。大学卒業後は、千葉県の高校の教員となり、体操競技の指導に尽力されてきました。大学時代に体操部のマネージャーを経験したことがその後の指導者としての力になったとのことです。勤務地だった佐原の方でジュニアの指導にも力を注ぎ、橋本選手は小学校に入る前の年長から中学生までの１０年間指導されてきたそうです。出会ったとき、まだ小さかった橋本選手の手足のバランスの取れた身体をみて、この子は伸びると直感したそうです。練習場所の確保から、道具の確保まで、子どもたちのために苦労してきたこともたくさんあると伺いました。

先生の指導理念として、「（１）美しく（２）大きく（３）確実に（４）難しく、これはルールが変わっても変わらない。」と力強く話されていたのが印象的でした。金メダリストを育てたということもあり、５０社以上から取材を受けているとのことですが、今もなお、１０年後を見据えてほぼ毎日、四街道から佐原まで通ってジュニアの指導に明け暮れているとのことです。人を育てる指導理念や体操競技への思いなど、幅広い角度からお話をいただきました。

次回（７月１９日）の講座は、「笑顔でレクリエーション！～１００年時代を豊かに生きる心と身体～」を予定しています。