長寿大学第7回 四街道市の豆知識
四街道公民館では、令和5年1月24日9:30~11:30で 長寿大学 第7回「四街道市の豆知識」が行われました。講師は小沢武先生です。長寿大学の参加者は男11名女28名合計39名でした。
小沢先生から四街道市の歴史・自然・生物について教えていただきました。
日本最古、3万8千年前の旧石器時代遺跡を含め市内19ヶ所から旧石器遺跡発掘。2万8千年前の我国最古のペンダント、6,000年前の我国最古の墓が200基、3500年前の我国最古の製塩縄文土器発掘。これだけ多数の我国最古を持つ市は1,718有る自治体の中で極めて稀とのことです。
弥生時代の遺跡を12ヶ所発掘。温暖で、良い水、良い土壌の証明です。
食べられる春の野草だけでも72種類あります。薬草・薬木が220種類以上あります。銀杏・ドングリなども豊富。大昔から飢饉の記録がありません。
江戸時代、最大(92万人が餓死)被害の天明の大飢饉が天明2年(1782年)から7年間も続いましたが、四街道から出羽三山参拝に天明2,3,5年に行った記録が残っています。
第二次世界大戦後の食糧難の時代に、鹿放ヶ丘・大日地区を開拓して開拓営農日本一と称賛された方々のことは郷土の誇りだと思います。
四街道市では地盤が強固で、東日本大震災(2011年3月11日)でも屋根瓦がずれ落ちた程度で、建物全壊・半壊・断水はありませんでした。
豊かな自然が残されています。東京駅から40km圏内でメダカ・カブトムシ・イタチ・タヌキ・ノウサギ・カワセミ・アオサギ・フクロウ・オオタカなどが生息している都市は稀です。特筆すべきはホタル、メダカが9地域で棲息が確認されています。
おいしい地下水が豊富にあり、1~6メートル掘ると水(宙水・上水)が容易に得られます。
海抜1~37メートルに位置し山がなく鉄砲水・土石流・竜巻がありません。市内に6つの川が流れていますが、大河がないので洪水の被害や液状化現象がありません。
緑地面積(田・畑・林・公園・調整池)が市面積の7割を占めているので大火災の記録がありません。
工場が少ないので空気がきれいで健康に良い。星がきれいに観ることができます。森林浴もできます。
市内では、米・麦・蕎麦・梨・栗・柿・桐・茶(江戸時代の四街道の3大農産物は柿・桐・茶でした。特に茶は徳川幕府に献上されていました。) 苺・落花生・牛乳・ヤクルト・清酒などが生産されています。
人口10万人程度が都市の理想規模といわれます。四街道市は、2023年1月1日現在96,226人 内 外国人3,044 世帯数43,346です。
全時代に渡って貴重な遺跡が存在する歴史の宝庫です。強固な地盤、美味しい水、きれいな空気、素晴らしい自然、悠久の歴史を持ち、災害が極めて少ない、安心、安全な市です。恵まれた環境に感謝し、楽しく心穏やかに暮らしましょう。
2023年 01月 24日 火曜日 5:35 pm